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決断なんて「一秒」あればいい

桜井章一
ソフトバンク文庫
お勧め指数 □□□□■ (4)

新刊コーナーに置いてあった。

タイトルに惹かれた。
よく考えて決断する、ということは、そんなに正しいことではないと言っている。
考えれば考えるほど迷いがでる。
また、迷った挙句の判断は迷う行為は、実は時間と関係ない結果になる。
つまり、迷いに精神的にも時間的にも時間を費やしたとしても、それが「よかった」という結果につながるものではない。
そういうことを言っているのだとぼくは理解した。

麻雀を例にして説明している。
どのパイを切るのか。
その判断を1秒くらいで行うこと。

この本の著者の麻雀道場ではそう教えているそうだ。
考えるよりも感じること、全体の流れを見ること、そういうことのほうが重要だとか。
この手をやったらこうなって、こうなってという予想はあまり役に立たないのだと。

ぼくは麻雀ができないが、その考え方に思い当たることがある。
困ったときに「どうしよう、どうしよう」と考えても、それがいい結果を生み出すことはない。
そう、経験的に知っている。
なぜなら、困って考えているときには時間方向も空間方向も視野が狭い、しかも自分の状態を把握できていないから。

高度なシミュレーションをしているわけではないのなら、条件が決まったらとりうる選択肢が数個でてくるだけだ。
その選択に時間がかかるわけがない。

ところがそれぞれの選択肢に「妄想」が入り込むと、一つ一つを考える時間が無限にかかってしまうし、途中で何を考えればいいのか忘れてしまう。
だから、決断は1秒でいいんだ。

そんなことを考えてた。