ぼくは譜面を読むことができない。いや、ゆっくりと考えれば読めるが、見た瞬間に音符が意味することを把握することができないのだ。といっておいてなんだが、ト音記号の譜面ならばすぐにわかる。わからにのはヘ音記号。読むには少し考える時間が必要になる。
小学校、中学校と音楽の授業は好きだったし、リコーダーも楽しく吹いていたから、ト音記号の譜面はすぐにわかる。一方でヘ音記号は、ドの位置がラの位置なんだよなと思い出して、その場所から一音ずつ上げ下げして音を確定するよりない。だから一瞬ではわからない。当然、チェロを弾きながら読むという芸当はできない。
シャープが付いている音符には蛍光ペンで色を付けている。この音符は通常の位置ではない、ということは瞬間的にわかるから便利である。だから、弾きながら譜面を見る「意味」がある。以前は開放弦の位置(五線のうち、一番下、三番、五番の線)にも色を付けていた。これはこれでチェロを弾きながら直感的把握には実に便利だった。何年もやっていれば、そこまでやらないでもすむようになった。少しは上達したということか。
現在はボーイングのアップとダウンを音符全てにつけている。でないと、途中でわからなくなったらどうにもならないので。以前はボーイングにまったく配慮していなかったので、ちょっと成長した感がある。
レッスンの時にファとかミとか言われることがある。こういう状態はすこぶる問題が生じる。譜面を見ても言われている音がわからないから。だから、全ての音符にはドレミファを振っておきたい。実際そうしているものもあるし、面倒なとこはCEDFを振っているときもある。そういうドレミファ振りをしているとなんだか情けない気分になるが、まぁ、できないものは仕方ないだろうと自分に言い聞かせている。

コメントする